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五島列島の最北に浮かぶ楽園 穴場の離島 宇久島


宇久島とは長崎佐世保から西方に約50kmに浮かぶ離島であり、
北東から南西に90km延びる五島列島の最北端に位置する島である。

島へのアプローチ手段はフェリーのみ、それも佐世保から2時間30分、博多から4時間。

世界遺産候補で有名な教会はなく、アクセスも比較的良くないからか、
五島列島のなかでも地味な印象があるかもしれない。
しかし、いや、故に島にはゆったりとした時間が流れていて、
島に広がる自然は五島列島でも屈指の清爽さを誇る。

今回は、そんな宇久島のあまり知られていない素晴らしい魅力について紹介しよう。

2017_0805_大浜海水浴場0



1.宇久島へのアクセス

宇久島に空港は無く、本土から島に渡るアクセス・ルートは
博多、そして佐世保から出ているフェリーのみである。

博多ルートは23:45発の3:55宇久島着。
早朝すぎて、釣り客を除けば全く観光向けではない。

佐世保ルートは1日2便
1便目となる10:40発の13:10宇久島着がアクセスの基本となるだろう。


2.その広大さに圧倒する 大浜海水浴場

2017_0805_大浜海水浴場2

島の東岸に延びる広大な砂浜。
大浜海水浴場は五島列島屈指、そして、沖縄の砂浜にも決して劣ることのない美しい白砂の砂浜である。

その全長は400mを超え、澄んだブルーの海の向こうに平戸島、生月島を望む。
沖に浮かぶ岩礁は古志岐三礁と呼ばれる無人島だ。

五島列島のビーチといえば福江島の「高浜」「頓泊」「白良ケ浜」が有名だろう。
これらもとても素晴らしい砂浜だが、有名なだけあってシーズンには大勢の海水浴客でごった返してしまう。

しかし、ここ大浜海水浴場は違う。
美しく広大な海岸を夏季シーズンでも少数で満喫ことができる、そんな穴場の大ビーチなのだ。
※ 写真は2017年8月撮影



3.荒涼とした海岸に立つ灯台 備前長崎鼻灯台

2017_0805_長崎鼻灯台1

宇久島の最東端、長崎鼻。
その沖に浮かぶ備前長崎鼻灯台は、干潮時には海上に海底が表れ、灯台までの道が出現する。

表れた海岸はただただ荒涼。見渡す限りの岩場が広がるだけだが、
振り返えると目に映るのは宇久島の全景。その景色はただただ不思議だ。

2017_0805_長崎鼻灯台2



4.五島に聳える富士 城ヶ岳

2017_0805_城ヶ岳1

宇久島の最高峰「城ヶ岳」は標高258m
山頂までの道は舗装されており、車・バイクで簡単に登頂することができる。
五島富士とも呼ばれる城ヶ岳の山頂には海軍基地跡愛宕様と呼ばれる石組みの遺跡がある。

開けている海軍基地跡は宇久島全土を見下ろす360°の大パノラマ。
周囲に浮かぶは生月島、平戸島、六島、野崎島、中通島、小値賀島、寺島、納島、斑島、赤島、倉島・・・・

長崎の島々を一眺する絶景が広がる。
2017_0805_城ヶ岳2



5.草原に佇む白亜の灯台 対馬瀬灯台

2017_0805_対馬瀬灯台0

宇久島の北端、野方海岸の岬
その青く美しい草原の丘陵に立つ白亜の対馬瀬灯台は島を代表する景勝地である。

灯台までの草原を貫く一本道はとても牧歌的、その道を疾走する爽快さは言葉にすることができない。
対馬瀬灯台1

因みに野方海岸の先に浮かぶ岩礁が灯台の名の由来である「対馬瀬」だ。
2017_0805_対馬瀬灯台2


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