踏み外せば一発で廃車! アドレナリンが噴き出る危ない道3選
愛車NC750Xに跨り、北は北海道、南は沖縄まで全ての都道府県を1年半をかけて巡った。
その旅路において、出来るだけ酷道やダートなどは避けていたが、
総走行距離50000kmを越える道中では、危ない道路を走る羽目になることもしばしば。
今回は、ガードレールなどなく、道を踏み外せば廃車間違いなし、
しかし、何故か踏破せずにはいられない、
全神経を路面に集中させて走り抜けた危ない道を3つ紹介する。

1.操作を誤れば豊予海峡へダイブ 佐賀関循環線
大分県の道県635号「佐賀関循環線」は佐賀関半島の尾根を突き抜け、
南岸通り佐賀関の集落に戻る環状の道路である
半島の先端「関崎」にある黒ヶ浜は、漆黒の石で敷き詰められた美しい海岸で
「日本の渚百選」にも選定されている

その黒ヶ浜から佐賀関まで延びる海沿いの道。そこにはガードレールなどは無く、
1つハンドル操作を誤れば、関サバが泳ぐ海へとダイブ、
一発廃車となる恐怖のシーサイドロードである

佐賀関の近くまで来たのなら、日本で最も海に近い道路の1つである、
この恐ろしくも素晴らしい道を走ってみてほしい

2.遍路だけでなくライダーもころがす 太龍寺の坂
太龍寺とは四国八十八箇所霊場の第二十一番札所であり、
「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と称される「遍路ころがし」と呼ばれる難所の1つである

太龍寺ロープウェイが運行するようになり、今では山道を通らず楽に参拝できる霊場だが、
間違って遍路道で参拝しようものなら大変な目にあうだろう
スイッチバックしなが登る狭く急傾斜な山道は、車両であってもお遍路最大の難所なのだ。

4輪車は林道側の駐車場までだが、2輪車はその先のステージ、
ロープウェイ利用者は拝むことのない仁王門まで進むことができる。

できるのだが、その道は一度登り始めたらUターンができない急傾斜に狭路。
ガードレールがないのは元より、アスファルトは剥がれボロボロ、
雨天時には苔むした路面はつるっつる、途轍もなく凶悪な坂へと変わる。
はっきり言って、歩いた方がマシである

バイクお遍路なら88箇所を自走で巡りたい気持ちは分かる。
分かるが、ここだけは素直にロープウェイを利用しよう
3.美しいに河川に目を奪われる 四万十の沈下橋
全長約200km、高知県の西部を流れる日本最大、そして最後の清流「四万十川」、
そこには47もの沈下橋が架かっている。
台風・大雨時に水没する沈下橋には、濁流による破損を防ぐため欄干などはなく、
いとも簡単に日本屈指の清流にダイブすることができる。

離合不可能。一歩間違えは廃車どころが命も危うい、そんな危険な場所ではあるが、
美しい自然と清流と、そしてスリルがライダーを魅了してやまない
美しい清流に架かる素朴な沈下橋。
美しい自然と相まって、何処か牧歌的な情景を醸し出している。

佐田の沈下橋は、数ある四万十の沈下橋の中でも最長であり、
比較的アクセスし易い最下流にあるため、観光名所となっている

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