[538日目]父島北東部の景勝地
父島の北東の山地部は、
集落から近い上、標高もそれほど高くなく、兄島、東島、二見湾等の素晴らしい景色を
手軽にを望むことができる展望スポットだ。
走破したルート (34 km)
父島北部の絶景スポット 長崎展望台
奥村の集落から夜明道路に入り、最初にある展望スポットが長崎展望台だ。

駐車場から遊歩道を40mほど進んだ先、崖の上に展望スペースがある。

東の海に延びる兄島の岬「家内見崎」。
眼下には父島と兄島の間に通る海峡「兄島瀬戸」。
兄島瀬戸が、家内見崎と長崎に囲まれた入り江のように見える絶景スポットだ。

展望台の名前にもなっている長崎とは、
ちょこんと兄島瀬戸に突き出た、この奇岩の岬のことだ。
長崎の向こうには無人島の東島が浮かぶ。この島も世界自然遺産に登録されている。

父島の東岸の美しいビーチ、初寝浦
展望台から遠望する父島東岸で一番の砂浜、初寝浦。
初寝浦は切り立った山に囲まれていて、車道は通っていないので、
砂浜へは徒歩でアクセスするしかない。

初寝浦の遊歩道「初寝浦線歩道」の入口は、中央山の遊歩道の手前にある。
砂浜へは、この全長 1.2kmの歩道を歩いて向かう。

平坦な遊歩道を暫く進むと、展望の開けた広場に到着する。
父島西方の大海原が眼前に広がる。尚、ここからは初寝浦の海岸は望めない。
ここから、200mの高さを一気に海岸まで下る。

遊歩道の入口から25分ほどで初寝浦の砂浜に到着。
真正面に東島が浮かぶ、美しい景観の砂浜だ。


二見湾を望むなら2つの旭山
旭山は、奥村集落の背後にそびえる山で、
1861年、咸臨丸で父島に来島した巡検隊がこの山の山頂に国旗を掲げたそうだ。
ピークは旭山山頂と旭山南峰の2峰あり、
標高の高い旭山南峰までは遊歩道入口から613m、旭山山頂は723mとなる。

遊歩道を370m程歩いた先で、山頂と南峰の2ルートに分岐する。

分岐を左に進み旭山南峰へ。南峰の尾根から望む兄島。

標高272m、旭山南峰から望む二見湾。

遊歩道を分岐地点まで戻り旭山山頂へ。
標高267mの山頂から望む眺め。
西にあるもう1つの峰に二見湾が隠れてしまってる。

旭山山頂の西側の尾根から望む夕陽と二見湾。
父島で夕陽を眺める最高のスポットだが、陽が沈んだ後に遊歩道を歩くのは少々危ない。

ここは、父島北部の集落を一望する好スポットでもある。

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