[530日目]小笠原 母島に上陸
小笠原諸島 母島は、父島の南約50kmの海上に浮かぶ離島で、
一般住民が住むことのできる東京都の最南端の土地だ。
南北に延びる細長い島で、都道としては最も南に位置する241号が島を縦貫する。
端っこをこよなく愛すライダーなら一度は訪れたい場所だ。
走破したルート (39 km)
父島から母島へ、ははじま丸の待合所で受け付け
ははじま丸の待合所は二見桟橋の奥村側の建物。
おがさわら丸の旅客待合所では受付できないので注意。
民宿ガジュマルのおばあちゃんの話だと、
たまに、おがさわら丸の待合所で知らずに待っている観光客がいるそうだ。

ははじま丸待合所の窓口で乗船券を購入。運賃は片道4110円。
乗客人名票を渡されるので氏名等を記載しておく。
この人名票は乗船時に係員に手渡す必要がある。
また、カラーの乗船券は下船時に回収されてしまう。
回収するなら、こんな記念チケットのようなデザインにしなくてもいいのに・・・・・・

はは丸、二見桟橋を出航
おがさわら丸と同様、2016年7月就航の三代目ははじま丸。通称はは丸。
200人までの旅客を59km先の母島 沖港まで2時間で運ぶ中型の貨客船だ。

7:30に父島 二見桟橋を出航。

父島・南島の海岸線を眺めながらの優雅なクルージングなのだが生憎の曇天。
まぁ雨が降っていないだけマシか。

母島に上陸
はは丸の乗客を出迎えるのは母島の最北端乾崎と岬の先に切り立つ鬼岩。
入港する沖港は島南部に位置するので、
ここから先は母島西岸を眺めながらのクルージングとなる。

向島、平島、二子島等の島々に囲まれている沖港手前の海域。
ここまで来たら母島上陸まですぐだ。

10:30。母島、沖港の桟橋に接岸する。

2時間の船旅で母島に上陸。
おがさわら丸と違って貨物コンテナはそう多くないので、
着岸から15分ほどでバイクも上陸、すぐに走り出すことができる。

母島のユースホステル
まずは宿にチェックイン。宿泊先はアンナビーチ母島ユースホステル。
ドミトリーではあるが素泊り1泊4380円は島最安値だ。
因みに「海の家 亜太郎」は素泊り3780円だが、
女性専用の宿なので男は泊まることができない。

母島でのランチ
母島でランチできるお店は以下の3店だけ。
① 丼もの麺もの、大漁寿司
② おしゃれカフェのサロン・ルシエル
③ 喫茶KOA
ダイビングショップが経営している喫茶KOAはツアー客向けで、
ツアー中は閉まっているため
実質、大漁寿司とルシエルの2店だけと言える。
母島初日は大漁寿司でお昼ごはんにする。
営業時間は11:30~12:30だが、
閉店間際に入ると、ご飯が切れていることがあるので、
12:00前にはお店に入っておく必要がある。

大漁寿司のお昼のメニュー。父島同様、高い。

おススメのカツ丼。
1200円と高いがボリュームたっぷりでとても美味しい。
離島でこんな美味しいカツが食べられるとは思わなかった。

都道沿いの海岸ハスベイ
まずは都道241号を北上し、母島北部の北港へ向かう。
北部の山間部を縦断するこの道路には、
母島の海岸を望む素晴らしい展望所が点在する。
集落を抜けると最初に展望が開ける場所がここ。

ここはハスベイと呼ばれる断崖絶壁の入り江を望む展望スポットだ。
沖には向島が浮かぶ。

都道沿いの海岸ビッグベイ
ハスベイの次は、西浦を越えたあたりで展望が開ける。

ここから望む入り江はビッグベイと呼ばれる猪熊湾。
長岩といった岩礁が点在する雄大な入り江を望むことができる。

大沢海岸
都道241号の北端、北港に到着。
戦前、ここには北村と呼ばれる集落があり、
1944年の疎開までは約600人もの島民が住んでいたそうだ。
しかし、今では集落の痕跡はほどんど残っていない。

北港には桟橋の跡。もう船が着岸することはないだろう。

大沢海岸は北港から1400mほど山道を歩いた先にある。約25分ほどで辿り着く。

父島を遠望する海岸。曇天の下、独りで佇むと少し寂しい場所だ。

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