三代目おがさわら丸に乗って小笠原 父島へ渡る ~入港編~
東京から南に1000kmの太平洋の只中にうかぶ小笠原諸島、父島。
1000kmという長さは、東京から種子島までの距離と同じで、
小笠原村は九州よりも遠い関東地方となる。
大陸から隔絶していたため、独自の進化を遂げてた生物が多く
東洋のガラパゴスと呼ばれる小笠原諸島。
近年(2011年)、ユネスコの世界自然遺産に登録され、
生態系保護ためガイドの同行が必要だったり、立入禁止の期間がある地域も多いので注意が必要だ。
走破したルート (11 km)

1.おがさわら丸の朝食
おがさわら丸の朝食は、好きな料理をトレーに取って最後に精算する学食スタイルだ。

そしてこれが驚くほどに高い。
あれもこれもと取ってしまうと軽く1000円は超えてしまう。

この平凡な朝食が何と1080円。
焼き鮭と味噌汁だけでも500円を超えるという強気の価格設定。
予算に余裕がなければ、朝食は売店のカップラーメンかパンで済ますしかない。

※焼き鮭(380円)味噌汁(200円)揚げナスの生姜煮(150円)生卵(100円)ご飯大(250円)
2.小笠原 父島に上陸
朝食を済ます頃には、父島はすぐ目の前だ。
二見湾の入口に立つ烏帽子岩がおがさわら丸の乗客を出迎える。

二見湾に入ると海は凪ぎ、おがさわら丸はゆっくりと二見港に入港していく。

11:00ジャスト、父島の北部、二見港の二見桟橋に接岸する。

24時間の船旅の末、小笠原、父島の地に降りたつ。
青く澄んだ空、美しい蒼い海、すぐにでもバイクで走りだしたいが、
貨物扱いのバイク(125cc以上)はコンテナの奥の方に積載されているため、
受け取りは14:00を過ぎとなる。
大村集落の周辺で時間をつぶすしかない。

因みに、出航当日に積載できる小型のバイク(125cc未満)は、
手前の方のコンテナに積載されているので、割とすぐに受け取りできるようだ。
3.まずは宿にチェックイン
愛車が開放されるまで3時間、取りあえず宿にチャックインする。
二見桟橋から徒歩30秒。港に一番近い宿、民宿ガジュマルに宿泊する。
ガジュマルは素泊りのみの宿、1泊4500円(個室)。物価の高い父島ではかなり安い。

宿一歩に入るとクリスマス一色。宿のおばあちゃんの力の入った飾り付け。

部屋はとても綺麗。これで4500円は安い。

宿のおばあちゃんはとても優しく、話し好きで面白い。
子供ためにサンタのコスプレしたりと、とても素敵な方だ。
4.チェックインの後はお昼ごはん
港のすぐ隣、大村の集落は島の繁華街。
数多くのお店が並んでいるので、店選びに悩んでしまう。
取りあえず、宿に近いボニーナに入ってみた。

おススメの島魚(サワラ?)と海藻の「ポキ丼」。値段は1000円。
小笠原の物価はかなり高いので、お昼に1000~1500円は覚悟しておくこと。

5.父島でのバイクの受け取り方
バイクが引き渡し可能になると荷受所から電話連絡がある。
14:00、バイクを受け取りにおがさわら丸の船客待合所へ。
受取所にサインをして愛車のもとへ急ぐ。

2日ぶりの愛車。入港から3時間、やっと父島を走れる

6.取りあえず三日月山へ
日没まであまり時間が無いので島の北部を走る。まずは三日月山へ。

駐車場にあるウェザーステーション展望台からの眺め。
西日に照らされる二見湾の両端、大根先と野羊山。そして湾の入口に立つ烏帽子岩。

北西の沖に浮かぶ西島を望む素晴らしい展望台だ。

三日月山の山頂の展望所は駐車場から700m。10分ほど遊歩道を歩く。

遊歩道の途中、三日月山の断崖越しに眺める兄島と弟島。
ここの展望も素晴らしい。

山頂展望所は二見湾を一望する絶景ビュースポット。
眼下には父島北部の集落、桟橋に停泊するおがさわら丸の大きさが際立っている。

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コメント
No title
レポート楽しみにしてるよん。
2016-12-09 22:33 みきすけぱぱ URL 編集
Re: No title
> レポート楽しみにしてるよん。
24時間の船旅は結構疲れました。
日本一周、最後の地「小笠原」を堪能してきます。
レポートは適当なんでw
2016-12-10 10:46 J.in.ny URL 編集