壮大な石積みの城郭に引き込まれる 琉球の世界遺産グスク グスクとは古代の琉球、11世紀から琉球王国が誕生する15世紀前半までに作られた城郭の遺跡である。三山時代には王や按司の居城となっていたため、グスクには「城」という字があてられているが、その内部には信仰の聖域である「御嶽」が存在しており、軍事拠点としての意味合いが強い内地の城とは性質が大きく異なっている。美しく積み上げられた石垣は、確かにグスク最大の魅力ではあるが、漂う不思議な雰囲気、美しい風景、伝承される物語...それら全てが人々を魅了している。文献も少なく謎に包まれたグスク。今回は、ユネスコ世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録された4つのグスクを紹介する。 続きを読む