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刻を越えて現代に残る...奇跡の現存天守(後編)


現代までその姿が残る貴重な現存天守。その数12天守

因みに、必ずしも創建当時のままの状態という訳ではなく、
修復されているものや、遺材を組み直して再建されたものも含まれている。

そんな数少ない現存天守の半分にあたる6天守が、
偶然にも中国・四国地方に集中している。

後編は、中国・四国に立つ、残りの六つの現存天守を紹介する。

- 前編はこちら -

2017_0310_d_松江城7

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刻を越えて現代に残る...奇跡の現存天守(前編)


現存天守とは、江戸時代以前に建設され、
現代までその姿が保存されている天守のことだ。

戦前までは20もの天守が現存していたが、
米軍の攻撃によって水戸城、大垣城、名古屋城、和歌山城、岡山城、
福山城、広島城の7天守が焼失
戦後、松前城の天守が失火で焼失したため、現存するのは12天守のみだ。

愛車NC750Xに跨って日本を一周し、訪れた全国各地の現存12天守。
まずは北から順に、6つの現存天守を紹介する。

- 後編はこちら -

2017_0310_0_姫路城_出口1

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瀬戸内に浮かぶ小さなアートの島 豊島


豊島とは瀬戸内海、小豆島と直島の間に浮かぶ島であり、
読みは「とよしま」や「としま」ではなくて「てしま」だ。

島の西端で行われた産業廃棄物の不法投棄の問題で、
一時は産廃の島として全国に知られていたそうだが、
現代アートの国際芸術祭「瀬戸内国際芸術祭」の開催によって、
今では芸術の島としての名の方が通っているだろう。

前回は小豆島のアート作品を紹介したが、
今回は、心に響く豊島のアート作品を紹介しよう。
2017_0222_0_豊島0

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壮大な石積みの城郭に引き込まれる 琉球の世界遺産グスク


グスクとは古代の琉球
11世紀から琉球王国が誕生する15世紀前半までに作られた城郭の遺跡である。

三山時代には王や按司の居城となっていたため、
グスクには「城」という字があてられているが、
その内部には信仰の聖域である「御嶽」が存在しており、
軍事拠点としての意味合いが強い内地の城とは性質が大きく異なっている

美しく積み上げられた石垣は、確かにグスク最大の魅力ではあるが、
漂う不思議な雰囲気美しい風景伝承される物語...それら全てが人々を魅了している。

文献も少なく謎に包まれたグスク。
今回は、ユネスコ世界遺産琉球王国のグスク及び関連遺産群
に登録された4つのグスクを紹介する。

2017_0225_0_勝連城跡i

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現代アートが映える! 瀬戸芸の小豆島 2016


小豆島とは瀬戸内海の播磨灘に浮かぶ島で、
何度も言うが、読みは「しょうどしま」であり「あずき」や「こまめ」でない。

2010年から3年に1度、現代アートの国際芸術祭「瀬戸内国際芸術祭」が開催されていて
近年では、アート抜きには語れない島となってきている。

前回は、芸術に気を引かれて見逃しがちな絶景スポットを紹介したが、
今回は、2016に開催された第3回芸術祭において、
私の芸術感覚にストライクしたアート作品を紹介する。

2017_0219_2_潮耳荘3

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