薩摩の離島の情景 上甑島


鹿児島の西の海に浮かぶ甑島列島は
有人島である上甑島中甑島下甑島と多くの無人島からなる列島である。

上甑島と中甑島は中島を中継地として2つの大橋で繋がっており、
2018年度に藺牟田瀬戸架橋が完成し、中甑島と下甑島が繋がれば3島を一気通貫で走り抜けることが出来るようになる。

いちバイカーとして、橋の完成がとても楽しみである。

前回は下甑島の素晴らしい絶景を紹介したが、今回は上甑島・中甑島のおススメ景勝地を紹介する。

2017_0702_0_木の口展望所1



1.甑を代表する景勝 長目の浜

長目の浜とは島の北岸に幅50m、長さ4kmにわたって延びる砂州の浜である。

2017_0702_1_長目の浜2

砂州によって海と隔てられた大小4つのラグーンは「甑四湖」と呼ばれる汽水湖であり、
美しく神秘的な自然の景観を誇っている。
2017_0702_1_長目の浜1

長目の浜」という名は、江戸時代前期、薩摩藩第2代藩主の島津光久
巡視の際に「眺めの浜」と命名し、その景観をほめたことが由来だそうだ。

展望所は幾つかあるが「田之尻展望所」からの眺めがやはり素晴らしい。

海鼠池と海を分かつ白く長大な砂州、海越しに臨む遠見山。
長目の浜の雄大さを実感できる展望スポットである。
2017_0702_1_長目の浜3



2.トンボロの砂浜 西之浜

上甑島北部に位置する遠見山は、かつては独立した離島であったが、
砂州によって上甑島本島と陸続きとなった陸繋島である。

西之浜は、その陸繋砂州(トンボロ)の西側にある上甑島最大の砂浜である。
2017_0702_2_西の浜1

因みに、陸繋砂州の上に形成された里集落は、陸繋砂州上にある集落としては最大規模であり、
日本3大トンボロと呼ばれているそうだ。
2017_0702_1_トンボロビュースポット2

美しい砂浜に美しい景色。防波ブロックに囲まれているため波も穏やか、海水浴にはもってこいだ。
2017_0702_2_西の浜2



3.島の起源 甑大明神

上甑島の南端、上甑島と中島に架かる「甑大明神橋」の袂にある岩の岬が甑大明神だ。

明神さまとして祀ったこの岩が「甑(こしき)」、つまり「蒸籠(せいろ)」形をしていることが甑島の名の由来
切り立った岩の上に立つ朱の鳥居、その背後に鎮座する大岩がその御神体だ。
2017_0702_3_甑大明神1

岬の断崖にはロープが掛かっており、鳥居の所まで登ることが可能である。
が、落ちたら徒では済まない。おススメはしない。
2017_0702_3_甑大明神2



4.美しいアーチ橋 鹿の子大橋

鹿の子大橋とは中島と下甑島(平良島)を繋ぐ11連のアーチ式の橋だ。

沖の串と呼ばれるこの浅瀬に架かる鹿の子大橋の延長は240m
延長1kmを越えるビッグブリッジと比べると、迫力の面では到底及ばないが、
その造形の美しさは引けを取るものではない。
2017_0702_4_鹿の子大橋1

橋の周辺が「鹿の子百合」の自生地となっていることが橋の名の由来
蒼く美しい沖の串の海に、中島に向かって真っ直ぐに延びるアーチ橋。素晴らしい景色だ。
2017_0702_4_鹿の子大橋2


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