ライダーの聖地、日本の三名道を疾走る!


雑誌「アウトライダー」が毎年総力を挙げて特集する「日本の名道100選」。
日本一周ツーリングにおいて、その100の名道のうち98の名道を疾走り抜け
独断と偏見で厳選した日本の三名道

前回は離島の名道を紹介したが、今回は王道「日本の名道100選」を取り上げようと思う。

アウトライダーが選定する100名道は、その特徴から3つのカテゴリーに分類できる。
1つは、連続する小気味よいカーブ、その走り応えがライダーを魅了してやまない
山を突き抜けるワインディングロード
2つは、爽快な風を受けて走る道、砂浜と海と空のコントラスト、
海と並走するシーサイドロード
3つは、気持ちのいいアップダウン・ストレート、視界いっぱいに広がるブルー、
海を割り走るビッグブリッジ(大橋)。

どれも素晴らしい100名道、優劣は付けがたいが
各カテゴリーでトップの名道、そう日本の三名道を紹介したい。

2017_0124_2_なぎさトライブウェイ9



1.至高のワインディング 知床横断道路

北海道の道東地域を通る国道334号のうち、
知床峠を越える羅臼から斜里までの約24kmの区間を知床横断道路と呼ぶ。

日本離れした風景が広がり、ツーリングライダーの聖地として有名な北海道。
その中でも道東の知床半島は日本各地からライダーが巡礼に訪れる秘境だ。
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その秘境を突き抜ける知床横断道路は
羅臼岳・国後島を望む絶景、連続する素晴らしい高速コーナー最高の路面コンディション
ワインディングの3要素がすべて日本のトップレベルにある最強ワインディングロードだ。
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眼下に広がる雲海、そしてオホーツク海に浮かぶ国後島。知床峠からの眺めも素晴らしい。
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2.シーサイドクルーズの極限 千里浜なぎさドライブウェイ

石川県能登半島、その西岸に延びる8キロメートルの砂浜「千里浜海岸」。
日本で唯一走れる砂浜の公道、それが千里浜なぎさドライブウェイだ。

砂浜の波打ち際を走ることのできる道路は日本はおろか世界でも珍しく、
アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチ、日本の千里浜なぎさドライブウェイこの3つだけである。
そう、千里浜なぎさドライブウェイは世界の名道なのだ。

車両で走ってもスタックしない、その秘密は「きめ細かく締まっている砂粒」だ。
千里浜の砂は、一般的な砂浜の砂粒の半分以下の粒径であり、海岸全体で一様であるため、
海水を吸って固くなり、車両が砂に沈みこまないのだ。

なぎさドライブウェイは中能登土木総合事務所が管理していて、
悪天候、強風、波の高いときには閉鎖されてしまう。

ライブウェイの規制・開放は、その日の朝の状況で決定するので
当日になるまで走行できるか確定しないので注意が必要だ。
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天候による規制はあるが、
野鳥が遊ぶ波打ち際を潮風を受けながら愛車で駆け抜ける快感を是非味わってほしい。
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春から秋にかけて、ドライブウェイの北端にある千里浜レストハウスで
砂像フェスティバルが開催されている。ドライブウェイだけでなく砂の芸術も堪能しよう。
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3.芸術のビッグブリッジ 角島大橋

角島大橋は、2000年11月に山口県神田と角島の間、海士ヶ瀬戸に架かった美しい大橋である。
全長1780m、通行料金が無料の離島架橋としては日本で3番目に長い橋である。

青い県道標識「276号」、「角島2km」のシンプルな青看板、真っ青な海に、雲一つない青空。
この素晴らしく青い絶景を眺めるために、本州を縦断してまで訪れるライダーが後を絶たない。
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角島の手前に浮かぶのは「鳩島」と呼ばれる小島。
実は、この鳩島の自然環境を保全するため島を迂回したルートとなり、橋の延長が延びて1780mとなったそうだ。
しかし、その結果、角島大橋は日本一美しい大橋となり、島のシンボルともなった。
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目の覚めるブルーの海に落ちていくようにビッグブリッジを疾走る。
美しい曲線(カーブ)を描きつつ、鳩島をパスしながら角島に渡る快感
他の大橋では味わうことが出来ない。
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